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千年の恋の森・・・いっそ、行ってみようか [映画・芝居]

元禄港歌 千年の恋の森.jpg
『元禄港歌-千年の恋の森』

舞台頭上から、真っ赤な寒椿が
ぽとり、ぽとりと絶え間なく落ちる。

幕が下りるまで。

陶酔してしまいそうなその情景は
儚げで、官能的。

これまで聴いたこともなかった
美空ひばりさんの劇中歌にも
胸をえぐられる。

そして
予感していたように
市川猿之助さんに止めを刺された。

やっぱ、亀ちゃんは凄い。

頭のてっぺんから
指先、つま先、目の先
すべての先から
感情の繊細な波動みたいなものが
滲み出て
観てる側が悶絶しそうになる。


初演から36年ぶりだとか
観れてよかった。

http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20160109/Enterstage_004081.html

あらすじ


”WHITE DOG" もとい "WHITE GOD" [映画・芝居]

連休は、ひさしぶりに映画鑑賞。
WHITE GOD.png
【ホワイト・ゴッド ー少女と犬の狂詩曲】
この手の動物ものは大抵ストーリーが
予告編だけで予想がついてしまうのに
なぜか最後に号泣してしまう。

その予告編がこれ
http://www.whitegod.net/

人間に愛想尽かして反乱を起こす”猿の惑星” 犬版みたいな感じだけど
CGを一切使ってないと言うからすごいのよ。
250匹のワンコが街中を疾走するシーンや
人間を襲う獰猛なシーンなど かなりの迫力。

出演ワンコの大半が、保護施設から連れてこられたらしい。
一匹一匹に名前を付け
50人からの専門トレーナーが
4か月間にわたり家族のように過ごして訓練したんだと。

そして撮影終了後、里親募集したら
すべてのワンコが引き取られていったと言うから
すばらしいよね!
メイキング版あるなら観てみたい。

エンドロールに4文字ぐらいの名前がズラズラ続くんだけど
たぶんワンコたちの名前なんだね。


ワンコの前に観たのは【グラスホッパー】
わたし的には今ひとつだったなぁ。
奥行きがないというか
後半ネタばらしみたいになっちゃってるのも
いかがなものかと。
同じ監督でも生田クンは【脳男】の時の方が面白かった気がする。
まぁ、実寸大のセットを組み、撮影・合成されている
渋谷スクランブル交差点のシーンとか
凄かったけどね。

巷ではかなりの評判らしいので
関心のある人はよそのシネコメ参考にしてください。

〈重忠と菊の前〉読み芝居 [映画・芝居]

今週末、五大路子さんの読み芝居〈重忠と菊の前〉の公演です!
重忠と菊の前.jpg

2013年掲載 五大さんブログ
http://hamonika.cocolog-nifty.com/godai/2013/04/post-6c3d.html

昔の日々 [映画・芝居]

久しぶりに日生劇場で芝居みてきた。

ご存じの方も多いかと思うけど
日生劇場って
なんか、“アントニオ・ガウディ” ちっくなんだよね。

うねるように曲線的なモザイクタイルの壁
天井はアコヤ貝が埋め込まれてる。

建築家 村野東吾さんの作品だよ。

もう、こんな劇場を作る人いないだろうな。
今はモダンな直線的な建築が主流だもん。

あ~今は無き
懐かしの“横浜プリンスホテル”も そうだった。

やはり曲線的で
とても優美なモザイクタイルで構成された
水辺のある吹き抜け空間は
夢物語に出て来るような神聖な場所って感じ。

そう言えば
何回かそこで結婚式やってるの目撃したっけ。

アイデアに息詰まると
いつもスケッチブック持って
日が暮れるまでいた
お気に入りの場所だったの。


やばい、完全に本題からずれちまった。
芝居の話しなきゃ。

『昔の日々』
昔の日々.jpg
ハロルド・ピンター作 デヴィッド・ルヴォー演出

デヴィッド・ルヴォーの演出
は『NINE』以来観損ねてたの。

めっちゃスタイリッシュだったよ。

ストーリーは
ある夫婦のもとに妻の女友達が現れ
語り合うのは「昔の日々」。

しかし、彼女達の記憶は少しずつ噛み合わない。

そこに、夫の記憶とも交錯していく・・・

何が事実なのかわからないまま
互いが過去の記憶を辿り
会話がぶつかる。

昔の日々.JPG
まるで、主人公三人のリングみたいな舞台演出。

始まるまでは四角い
赤を基調とした応接フロアーと
バックには雑然とした
暗くおぼろげに見える部屋の風景。

始まりの鐘の様な音楽とともに
中央の四角い応接フロアーの輪郭が光り
左右上下からも光るラインが迫ってくる。

まるで焦点を絞るように
舞台画面がシャープに切り取られ

自ずと観客の気持ちがその四角い空間に
一気に集められる。

いや、実にカッコイイ。


それにしても
《麻実れい》さんの身のこなし
やっぱ素敵だわ。

http://www.umegei.com/schedule/375/


そこのみにて光り輝く [映画・芝居]

そこのみにて光り輝く.jpg
http://hikarikagayaku.jp/

きっとこの映画は
賞総なめするんじゃなかろうか。

かなり、いい映画だったと思う。
かなり重いけどね。

ダンサー・イン・ザ・ダークみたいな
救いようのない、やり切れない映画じゃないけど。

そうだな・・・
泥沼に咲いた白い小さな花をみるような
美しさを感じる。

‟そこのみにて”と言うのは
‟底辺に生きる身”とも‟暗い海の底”とも
‟その場所にだけに”とも解釈できるんだけど

確かに‟光り”を観た感じ。


最近、ドラマ映画と
引っ張りだこの〈綾野剛くん〉だけど
たぶんこれまでいろいろ観た中で
彼の代表作とも言える作品ではなかろうか。

蜷川さんのお芝居、初出演の「太陽」
チケット取れなかったのが
今更ながら口惜しい。

〈池脇千鶴さん〉やっぱすごいわ。
薄幸だったり、汚れ役だったり
今回もかなりなもんだけど
儚げなのに
生命力に溢れた女の美しさって言うのかなぁ
とにかく素晴らしい。

〈菅田将暉くん〉も凄くいい。
ちょっと前の朝の連ドラ
‟ごちそうさん”の長男像からは想像できない
見た目ヤンキーで
粗暴だけど人懐っこい男の役。

主演だった『共喰い』で
相当エグイ役柄の高校生やって
日本アカデミー新人俳優賞とってるけど
今回も受賞ものの演技だと思う。


小説 ‟そこのみにて光り輝く”が出版されたのは1989年3月。

翌年1990年に作者は自ら命をたっている。

村上春樹さん、中上健次さんらと並び評されながら
賞に恵まれず不遇の作家と言われた〈佐藤泰志さん〉。


25年も前の作品だというのに
今を描いているような
リアルな人間ドラマだった。

そして、実感を持って心に響いてくるから

それこそ‟いざいきめやも”
生きねばって思えてくる。

蒼の乱・・・ねぇ。 [映画・芝居]

蒼の乱.jpg
作:中島かずき 演出:いのうえひでのり
天海祐希、松山ケンイチ、早乙女太一、梶原善、森奈みはる、粟根まこと、高田聖子、橋本じゅん、平幹二朗
http://www.aonoran.com/

すっかり、シネコメもしなくて
舞台も観てなさそうでしょう?
へへ、ちゃんと観てまんがな。

ただ、今回の劇団☆新感線は
ウ~ン・・・今ひとつだったかなぁ。

たぶん
マツケンがそんな好みじゃないのかも。
そこかい。

勇猛果敢で有名な歴史的武将 
‟平将門”に纏わるストーリーなんだけど(平将門の乱?!)
なんかなぁ~・・・

“平” 繋がりでマツケン呼んじゃったのかなぁ?

だいたい いつも
ヒーローの見せ場って言うか
“よっ!オモダカヤ!”じゃないけど
キャ~!カッコイ~!みたい場面があるわけよ。

それがない・・・

もちろん、天海祐希さんは相変わらず素敵。
惚れ惚れするぐらい身のこなしが美しい。

ただ、やっぱ病気で痩せちゃったのかな?
なんとなく痛々しい感じが残ってるんだな。

TVドラマなんかでは
全然感じなかったけどね。

早乙女太一くん?
殺陣はやっぱ切れがいいね。

ただ、なんか新感線コナレテきちゃった感があって
ここ最近男役多いけど
たまにはあの艶っぽい女形がみたいなぁ。

演出的には一時期やたら流行った
全面デジタル画像みたいな舞台より
布を用いた‟草原の海”なんか
古典的な手法にも感じるけど
ずっとダイナミックでよかったと思う。


次の『大人の新感線-ラストフラワーズ』が楽しみ
大人計画&劇団☆新感線 だよ。
キャストがめちゃ豪華。
http://www.otonanoshinkansen.com/

抽選当たって~!

【新春花形歌舞伎】寿三升景清  [映画・芝居]

あけましておめでとうございます!
大羽子板.JPG
なんだか、やったら遅い新年のご挨拶ですが
本年もどうぞよろしゅうお願い申し上げます。

今年も新年早々【新春花形歌舞伎】
行ってきましたよ。
寿三升景清.JPG
源頼朝に敗れた平家の残党 景清
最期に景清が想い描いた夢のお芝居です。

なかなか斬新で豪快な筋書き
現代冗句も飛び交い
これなら若い人も観に来て楽しめる。

主人公の景清演じるは〈市川海老蔵〉さん
素敵でした。

なんだかお芝居全体の雰囲気に
新風の勢いが感じられて
これからの歌舞伎界
眼が離せない感じです。

3月のスーパー歌舞伎
楽しみだなぁ~


鮮烈な赤 『唐版 滝の白糸』 [映画・芝居]

滝の白糸.jpg
7月に観た[盲導犬]に続いて
唐十郎さん脚本×蜷川さん演出のお芝居
[滝の白糸]観て来ました。

あらすじはと聞かれると
あまりに凄すぎて
自分の陳腐な説明に
がっかりするのでしません。

ただ、切なくて切なくて
主人公“お甲さん”が今も頭ん中を
グワングワン回ってます。

関心のある方はこちら、蜷川さんのコメントをどうぞ。
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/13_taki.html

あ~、やっぱり
オリンピックは蜷川さん演出してください!

《ベニスの商人》 [映画・芝居]

友人が
「これ絶対見逃さない方がいいよ」って
なんとか一枚手に入れてくれたチケット片手に
彩の国さいたま劇場に向かった。

シェークスピア劇 蜷川幸雄演出 「ヴェニスの商人」
シャイロック.jpg
ユダヤの悪徳商人シャイロックを演じるは
市川猿之助。

見逃さなくて良かった。
やっぱすごいや。

ただ単に〈勧善懲悪〉の戯曲としか
これまで理解してなかったけれど
だんだんと
悪徳商人シャイロックに気持ちが動いてしまう。

亀ちゃん、もとい猿之助のシャイロックは
外見この上なく汚らしく
金に対する執着ぶりったら
この世で最も醜悪な人間にしか見えない。

なのに最後のシーンでは
血の涙を流しているかのような
苦渋な表情に
観客は同情さえ覚える。

まるで非劇の主人公だ。

観客席を通って消えゆく
シャイロックの悲痛な表情は
底知れぬ深い人間の業そのものだった。

花道こそないけれど
歌舞伎を思わすような
たっぷり間をとった台詞まわしや動きに
「澤瀉屋!」
と大向こうをかけたくなった
という友人の気持ちもわからなくもない。

芝居においてはヒーローも良いけど
やはり悪役は最高に
うま味のある役どころではなかろうか。

ふっと
悪役やらせたら絶品の
亀ちゃんのいとこの香川照之さん
その面影が想い浮ぶ。

そうだ!
今夜 『半沢直樹』最終回。

現代版 金貸し‟シャイロック”
最後のその苦渋の表情を見せてもらわなきゃ。

許されざる者 [映画・芝居]

一昨昨日の〈SKOMB〉ライブの前に
映画一本入れたの。
許されざる者.jpg
【許されざる者】 http://wwws.warnerbros.co.jp/yurusarezaru/index.html

なんだかとても残念な感じ。
俳優さん達みんな
素晴らしかったんだけど
なんだか最後まで
グイグイ引き込まれる感じがなかったの。

巷の評価は高かったりして
かなり期待してたけど ★★★

クリント・イーストウッドの邦画編らしけど
比べちゃかわいそうなぐらい退屈。


白一 あいすくりーむ
まったく映画に関係ない白一のアイスクリーム
帰りに食べた
生クリーム使わない牛乳っぽいあいすくりん。
Good!

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