SSブログ

『MILK』-男と女の恋愛よりも 男と男の恋愛の方が純粋? [映画・芝居]

正直、ストレートな私としては

男同士のラブシーンはあまり観たくないわけで・・・

この映画を観るにあたり、けっこう覚悟してのチケット購入。


いや~
それが観てるうちに違和感なくなるんだな。


むしろ、男女のドロドロ劇より共感できると言うか・・・

だって“ピュア”なんだもの。



ショーン・ペン演じる主人公ハーヴェー・ミルクは

自らゲイであることをカミングアウトして当選した  全米初の市議会議員。

ゲイに限らず、障害者、黒人、アジア人、老人など、社会的な弱者と言われる

人権獲得のため政治活動に明け暮れる日々。


ところが、二人目の若き恋人ジャックは、ミルクがあまりに多忙で

顧みてもらえないことに悲観して自殺。

ジャックはひたすらミルクを求め、それに応えようとして応えられなかったミルク。

そこには、親子の愛情にも似た

『無条件で無償の愛』 が感じられる。



やはり、“内助の功”なんていうのは、

男女における各々の“プライド”

みたいなものが存在しないと 成り立たないのかもね。



ミルクが暗殺される前夜の

プッチーニのオペラ「トスカ」を初めて観るシーン。

恋人を失って自らも命を絶つ主人公トスカ の悲劇の物語 とリンクして


ミルクの深い悲しみが画面いっぱいに滲んで見えます。



いつも思う・・・

プッチーニって、何故にどの曲も身がよじれるような悲哀に満ちた旋律なの!



暗殺された主人公 ハーヴェー・ミルク以外の登場人物の大半が

未だ実在していることもあって、

1970年代の変革するアメリカが、人々の心の描写と共に

繊細に再現されている映画だと思いました。



「イントゥ・ザ・ワイルド」の監督のショーン・ペン にもショックを受けたけど

俳優ショーン・ペン にも飽きれるほど魅了されてしまう。



そろそろ、アン・リー監督の「ブロークバック・マウンテン」DVD借りてみようかしら?

実は、すたっふー にひとりぐらいゲイの子いてもいいかなって思ってるの。


気は優しくて力持ち?


MILK.jpg
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。